青年部活動

～島﨑悟　青年部委員長～

　早春の候、皆様方には益々ご盛栄のこととお慶び申し上げます。 
　 平素より、私どもの活動に対して格別のご理解・ご協力を受け賜り、心より御礼申し上げます。 
また、皆様方のご支援により、平成25年度も新執行部体制を発足することが出来ましたことに対しましても、重ねて感謝とお礼を申し上げます。

　初めに、昨年は円高や長引くデフレなどの厳しい経済状況や、竹島・尖閣諸島などの外交問題が取りざたされる中、一方でロンドンオリンピックでの日本選手の活躍など明るい話題もあり、改めて「国」というものを再認識した1年でした。また、年末には3年3か月振りに政権が交代するなど、今後の変革が期待できる年でもありました。 
　 さて、近年の農業を取り巻く環境は、農業従事者の減少や高齢化、農産物の価格低迷などに伴う農村の活力低下といった根本的な問題に加え、経営所得安定対策の本格実施やＴＰＰ（環太平洋連携協定）など国レベルの問題を抱えるなど農政を取り巻く環境も大きく変化しており、一層不透明感を増すばかりであります。 
　 この状況下、我々ＪＡ青年部にできることは何か？それは農業に直接携わりながら農業についての情報を地域へ発信していくことであると考えます。これらの役割を果たすためには、盟友一人一人が農業について今一度考え、理解を深めていく必要があります。先人から農業に対する「心」を受け継ぎ、その「心」を次世代の担い手へ引き継いでいく、その橋渡し役を青年部が活動を通じて行うことが、盟友間や地域との交流を深め、ひいては青年部や地域全体の活性化や発展にもつながっていくものと考えております。 
　 設立から40年が経ち先輩達が築き上げてきた実績を糧に、地域の青年団体として、青年部の活性化や地域の発展を目指し、盟友の意識改革や農業に対する「心」を育む活動を今年1年積極的に取り組んでいきたいと思います。
　 最後になりますが、ＪＡとの連携を図りながら我々ＪＡ青年部は盟友一丸となって地域社会への貢献を行っていきたいと思っておりますので、皆様方のご指導とご協力を賜りますようよろしくお願い申し上げます。